文化生活 2017年6月

読書

2017/6/11 Sun.  丸谷才一『思考のレッスン』文春文庫

最上級の読書案内。昭和の文学モンスター。

世代が異なるせいか、まったく読まずに過ごしていた「丸谷才一」。どうやら「文壇の最後のドン」だったらしいです。寡作で対談が多いのもうなずけます。銀座で飲み過ぎて、一人で原稿かけなくて締切間に合わなくて、対談にしちゃって編集者に丸投げ、みたいな(ほぼ邪推です)。

本書は対談ではなく、口述筆記とインタビューの間のような形式。インタビュアーは『文学のレッスン』と同じ湯川豊だと思われます(無記名ですが)。

2017/6/25 Sun.  丸谷才一・山崎正和『日本史を読む』中公文庫

白河院と待賢門院璋子の話を中心とした知的なエロ親父たちの知的なワイ談が出色でした。

前半は日本史における「サロン文化」、後半は日本史上に現れる「演劇性」について、主に語られていて、各氏の得意分野だけあって興味深い話が多かったです。

映像

2017/6/4 Sun.  映画「メッセージ」(@Movix倉敷)

久しぶりに、映画館で昏睡状態に。半分以上寝ました。2年ほど前に観に行った「ミニオン危機一髪」以来かな。エイリアンの姿がもうダメ。

Yahoo!映画の評価が(意外と)高くてびっくりしました。「この映画で寝てた」って書いたら頭の悪い奴だと思われるのでしょうか。「インターステラーと同じくらい深い」とか書いている人、寝言は寝てから言ってほしいものです。一緒にしないでほしいです。

https://movies.yahoo.co.jp/movie/メッセージ/

2017/6/27 Mon.  大河ドラマ「平清盛」総集編

丸谷才一と山崎正和の対談を読んで院政期から保元・平治の乱の時代(主に白河院と悪左府頼長の乱倫に)に興味を持ち、ゲオ@オンラインで借りてみました。

白河院には伊東四朗、藤原頼長には山本耕史が配役され、悪そーに素晴らしい演技を披露していたので満足。総集編では、白河院が50歳年下の璋子を寵愛する場面と、頼長が実の叔父と結ばれる場面はカットされています(本放送ではあったとのこと。このときのNHK攻めてるぅ)。

放送当時の視聴率は非常に悪かったらしいですが、観てみると非常に素晴らしい。端役までわたる配役の妙といい、セットといい、史実へのこだわりといい、すべてにおいて「濃い」。全話フルで観たいです。

2017/6/29 Thu.  映画「子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる」「子連れ狼 三途の川の乳母車」(@WOWOW)

「エロティック・スプラッタ・時代劇」というジャンルがあることを初めて知りました。ほぼホラー。血しぶきがあがり、手足が転がっております。当時この最初の2作分の総集編が「ショーグン・アサシン」という名でアメリカでロードショーされ、タランティーノらに影響を与えたということがまことしやかに語られていますが(@ウィキペディア)。当たったのは同時上映の座頭市のおかげと思えるような若山富三郎の演技のイモさ。しかしながら、映画教養としては必須科目(必須科目などと偉そうに書いている割には今回初見)。

新しく覚えた言葉、「冥府魔道」。

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